日本とアジアのミュージシャンをもっと交流させたいという思いから、大友良英が2005年に始めた「アジアン・ミーティング・フェスティバル」。2014年からは「アンサンブルズ・アジア」の一部門として、シンガポールのユエン・チーワイと香港在住の dj sniff がキュレーションに加わり開催。実験音楽・即興音楽・ノイズの分野におけるアジア有数のフェスティバルとして知られています。2017年もアジア各地からアーティストが来日し、福岡、京都、仙台での公演を経て札幌で一大フィナーレを迎えます。
プロジェクト・ディレクター
dj sniff
ユエン・チーワイ
concert
Day1 Fukuoka
日程 |
9月14日(木) 19:00開場 19:30開演 |
会場 |
UTERO 福岡市中央区清川2丁目6-34-2F |
料金 |
前売り 2,000円 当日2,500円 (+1ドリンク) |
チケット |
こちらからお申込みください |
出演 |
dj sniff(香港)、イ・カホ(クアラルンプール)、C・スペンサー・イェー(ニューヨーク)、カリフ8(マニラ)、グエン・タン・トゥイ(ハノイ)、張惠笙(台南)、ムジカ・テト(ヤンゴン)、アーノント・ノンヤオ(チェンマイ)、ユエン・チーワイ(シンガポール) |
ゲスト |
DJ-SPEEDFARMER(北九州)、竹永省吾(大牟田)、ドラびでお/一楽儀光(山口)、吉田肇(福岡) |
Day2 Fukuoka
日程 |
9月15日(金) 18:00開場 18:30開演 |
会場 |
福岡アジア美術館 福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8階
|
料金 |
前売り2,000円、当日2,500円(企画展「福岡市・ヤンゴン市姉妹都市締結記念 ようこそ、ミャンマー美術へ!」入場料含む)、中学生以下無料 |
チケット |
こちらからお申込みください |
出演 |
dj sniff(香港)、イ・カホ(クアラルンプール)、C・スペンサー・イェー(ニューヨーク)、カリフ8(マニラ)、グエン・タン・トゥイ(ハノイ)、張惠笙(台南)、ムジカ・テト(ヤンゴン)、アーノント・ノンヤオ(チェンマイ)、ユエン・チーワイ(シンガポール) |
ゲスト |
ドラびでお/一楽儀光(山口) |
Day3 Kyoto
日程 |
9月19日(火) 19:00開場 20:00開演 |
会場 |
METRO京都市左京区川端丸太町下ル下堤町82 恵美須ビルBF |
料金 |
前売り2,000円 当日2,500円 (+1ドリンク) |
チケット |
こちらからお申込みください |
出演 |
dj sniff(香港)、イ・カホ(クアラルンプール)、C・スペンサー・イェー(ニューヨーク)、カリフ8(マニラ)、グエン・タン・トゥイ(ハノイ)、張惠笙(台南)、ムジカ・テト(ヤンゴン)、アーノント・ノンヤオ(チェンマイ)、ユエン・チーワイ(シンガポール) |
ゲスト |
YOSHIMIO(奈良)、YTAMO(京都)、岡田高史(岡山)、中田粥(大阪) |
Day4 Sendai
日程 |
9月21日(木) 18:00開場 18:30開演 |
会場 |
せんだいメディアテーク 仙台市青葉区春日町2-1 |
料金 |
前売り2,000円 当日2,500円、中学生以下無料 |
チケット |
こちらからお申込みください |
出演 |
dj sniff(香港)、イ・カホ(クアラルンプール)、C・スペンサー・イェー(ニューヨーク)、カリフ8(マニラ)、グエン・タン・トゥイ(ハノイ)、張惠笙(台南)、ムジカ・テト(ヤンゴン)、アーノント・ノンヤオ(チェンマイ)、ユエン・チーワイ(シンガポール) |
ゲスト |
U-zhaan(東京)、荒川淳(郡山)、澁谷浩次(仙台)、もも(仙台) |
Day5 Sapporo
日程 |
9月23日(土/祝) 16:30開場 17:00開演 |
会場 |
札幌芸術の森 大練習室 札幌市南区芸術の森2丁目75番地 |
料金 |
SIAFパスポート提示により無料、提示無き場合は2000円、中学生以下無料 / 予約者優先入場 |
予約 |
札幌国際芸術祭予約フォーム |
出演 |
dj sniff(香港)、イ・カホ(クアラルンプール)、C・スペンサー・イェー(ニューヨーク)、大友良英(東京)、カリフ8(マニラ)、グエン・タン・トゥイ(ハノイ)、張惠笙(台南)、ムジカ・テト(ヤンゴン)、アーノント・ノンヤオ(チェンマイ)、ユエン・チーワイ(シンガポール) |
スペシャルゲスト |
灰野敬二(東京) |
ゲスト |
勝井祐二(東京)、宝示戸亮二(札幌)、吉田野乃子(岩見沢) |
飲食出店 |
台湾料理ごとう 15:30から |
主催 |
札幌国際芸術祭実行委員会/ 札幌市、国際交流基金アジアセンター |
Day6 Sapporo
日程 |
9月24日(日) 14:30開場 15:00開演 |
会場 |
札幌芸術の森 大練習室 札幌市南区芸術の森2丁目75番地 |
料金 |
SIAFパスポート提示により無料、提示無き場合は2000円、中学生以下無料 / 予約者優先入場、予約はこちら |
予約 |
札幌国際芸術祭予約フォーム |
出演 |
dj sniff(香港)、イ・カホ(クアラルンプール)、C・スペンサー・イェー(ニューヨーク)、大友良英(東京)、カリフ8(マニラ)、グエン・タン・トゥイ(ハノイ)、張惠笙(台南)、ムジカ・テト(ヤンゴン)、アーノント・ノンヤオ(チェンマイ)、ユエン・チーワイ(シンガポール) |
スペシャルゲスト |
オーレン・アンバーチ(メルボルン) |
ゲスト |
湿った犬(札幌)、高橋幾郎(札幌)、テンテンコ(東京) |
飲食出店 |
台湾料理ごとう 13:30から |
主催 |
札幌国際芸術祭実行委員会/ 札幌市、国際交流基金アジアセンター |
AMF in 丹後
フィードバック・プレゼンテーション
二日間のサウンドツアーを振り返るプレゼンテーション
*関連企画:サウンドツアー(関係者のみ)
ART CAMP TANGO 2017「音のある芸術祭」とのコラボレートにより開催するサウンドツアー。サウンド・アーティスト鈴木昭男の案内で、丹後に点在するさまざまな音のスポットを訪れる。AMF招聘アーティストは、フィールド・レコーディング、サイトスペシフィック・パフォーマンスなど、それぞれの手法を用いて丹後の音について理解を深める。
Profile
- dj sniff(香港)
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1978年生。ターンテーブル奏者、DJ、キュレーター。オランダ、アムステルダムのSTEIM電子楽器スタジオで長年Artistic Directorとしてリサーチ、キュレーション、レジデンシープログラムを任され、100以上のコンサートプログラムおよびアーティストプロジェクトを企画/製作。演奏家としてはターンテーブルと独自の演奏ツールを組み合わせながら実験音楽/インプロビゼーション/電子音楽の分野で活動。これまでにCTM Berlin, Warsaw Autumn, Flow Festival Helsinki, REDCAT LA, March Meeting Sharjah、Jazz em Agosto Lisbon、台北TranSonic、Platforma Moscowなどへの招聘、世界中のレーベルから作品をリリースしている。現在は香港に拠点を移しアンサンブルズ・アジア/アジアン・ミュージック・ネットワーク・プロジェクトディレクターを務めている。
- イ・カホ(クアラルンプール)
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作曲家、中国フルート笛子(ディーズ)、簫(シャオ)の即興演奏家。第11回BOH Cameronian Arts Awards(マレーシア、2014年)、マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団作曲賞(マレーシア、2007年)などを受賞。同世代の東南アジアの作曲家の最重要人物として彼の作品はアジア、アメリカ、ヨーロッパの多くのアンサンブルによって広く演奏されている。彼の作品は様々な民族文化の伝統的な楽器やリズムを取り入れ、若い頃に現代美術から学んだ空間の感受性を反映させた大胆で前衛的なものとして広く認識されている。2015年にカリフォルニア州クレアモントのスクリップス大学の特別客員教授として招聘され、クアラルンプール・コンテンポラリー・ミュージック・フェスティバル2009のフェスティバル・ディレクター、SoundBridge Festival2013のフェスティバル・ディレクター、マレーシア現代作曲家協会会長(2014年〜2016年)、2000年からマレーシアのSEGiカレッジ・スバン・ジャヤのシニア講師としてクアラルンプールの音楽教育と文化社会の現場に大きく貢献している。
- C. スペンサー・イェー(ニューヨーク)
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即興ミュージシャン、作曲家、「Burning Star Core」のプロジェクトでも知られる。近年はMoMA(ニューヨーク)での「Modern Mondays」、ウォーカー・アート・センター・ミネアポリスでの「Sound Horizon」、キッチン(ニューヨーク)での「Ed Atkins: Performance Capture」、リバプールビエンナーレでの「The Companion」やホイットニー・ミュージアム(ニューヨーク)、 D-CAF(カイロ)、近代美術館内映画博物館(ワルシャワ)などでプロジェクトを行う。2014年にホイットニー・ビエンナーレへの寄贈作品としてTriple Canopyと共同製作を行い、2015年には ISSUE Project Room NYCでアーティストレジデンスを行い、MoMA/PS1.の「Greater New York」パフォーマンス・プログラムとして参加した。最近リリース作品には「Solo Voice I-X」 (Primary Information)、Okkyung Lee、Lasse Marhaugとの「Wake Up Awesome」(Software Recording Company), 「"Long Pig"」(Bocian)などがある。ニューヨークのブルックリンにあるマイクロシネマの上映プログラムの選定や予告編の編集などのボランティアを務め、ビデオ作品は Electronic Arts Intermixから配給されている。また、「Triple Canopy」「BOMB」「The Third Rail」「Personal Best」の編集にも参画している。
- 大友良英(東京)
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音楽家。1959年、神奈川県横浜市生まれ。実験的な音楽からジャズやポップスの領域までその作風は多種多様、その活動は海外でも大きな注目を集める。また映画やテレビの劇伴作家としても数多くのキャリアを有する。近年は「アンサンブルズ」の名のもと、さまざまな人たちとのコラボレーションを軸に展示作品や特殊形態のコンサートを手がけると同時に、一般参加型のプロジェクトにも力を入れている。東日本大震災後は十代を過ごした福島でプロジェクトを立ち上げ、現在もさまざまな活動を継続中。2012年には、「プロジェクトFUKUSHIMA !」の活動で芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門を受賞。2013年、「あまちゃん」の音楽でレコード大賞作曲賞ほか数多くの賞を受賞している。2014年、独立行政法人国際交流基金アジアセンターとともに「アンサンブルズ・アジア」を立ち上げ、音楽を通じたアジアのネットワーク作りに奔走している。
- カリフ8(マニラ)
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アルヴィン・ノエラスことカリフ8はマニラのサウンド・ビジュアルアーティスト。彼はすでに与えられたものの破片をかき集め、混ぜ合わせることで生まれる新しい文化的な意味を追求する。これまでに影響を受けてきたトゥルースクール・ヒップホップ、エクスペリメンタル、フォーク、ノーウェー ブ、サウンドアートなどの要素をハイブリッドに組み直し、体を揺さぶるようなかつリスナーとの間に様々な解釈の可能性が開くような音の体験を創り出す。この22年間、ローカルなビジュアル・アートとサウンド・アートのシーンと関わりながら、マニラと海外で活動している。2003年に伝統的な音楽から新しい音楽、実験的な音楽、ノイズに至るまで、多様でポピュラーではないパフォーマンスのキュレーションをおこなうサウンドプラットフォーム「Subflex」を創設。フィリピン文化センター、韓国国立アジア文化殿堂、コペンハーゲンLO-FTF、北京XP、上海シェルター、東京DOMMUNE、サイゴンInstitute of Lower Learning、マニラ青いパパイヤアートプロジェクト、1335Mabin、Drawing Roomなど様々な場所で展示、演奏をしてきた。2015年にはレコード「Stillborn Etudes」をブリスベンのDub Temple Records 、CD「Realized Patterns & Splintered Sequences」を東京のO-Rich、2013年にカセット「Derelict Features of the Domain」を上海のSVBKVLTからリリースをしている。
- グエン・タン・トゥイ(ハノイ)
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伝統的な音楽と実験的な音楽の両面で先駆的な活動を続けるベトナムの箏ダン・チャインの演奏家・即興演奏家。ハノイで劇場に関わる家庭に生まれ、幼い頃から伝統的なベトナムの音楽の中で育った。ハノイ音楽院で学び、2000年から現代音楽を始め、その後世界中の音楽家や作曲家と共演した。これまでに様々な賞を受け、オーケストラのソロリストとしてまたは自身のソロCDを発表している。
2012年からスェーデンのマルメ音楽学院の博士課程でベトナム伝統的音楽におけるジェスチャーの研究を続けている。
- 張惠笙(台南)
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張惠笙(チャン・フゥイ・シェン)またアリス・チャンは1984年台南生まれ。ボーカリストとして声の可能性を追求し、即興を通して聴衆との親密な関係性を構築する。喉をコントロールし、空気と声の交替を繰り返すことによって音色と音質の配列を作り出してゆく。様々なバックグラウンドを持ったアーティストと頻繁にコラボレーションし、演奏をしている。 オーストラリアロイヤルメルボルン工科大学のMFAプログラムを2006年に卒業後、2014年にMIECAT研究所セラピー・アート・プラクティスで修士号を取得。2003年以来、アジア、オセアニア、ヨーロッパの国々で活動する。これまでにオーストラリア、台湾、フランス、ポルトガル、オーストリアでレジデンスサポートを受けている。Antifrost、Audition、Trente Oiseaux、Homophoni、Sub Rosa、Subjam/KwanYin、Syrpheなどのレーベルから作品はリリースし、現在は台南を拠点に、リスニング、芸術、言説分析の教育に焦点を当てたコミュニティー・スペース「Ting Shuo Hear Say」を創設した。
- ムジカ・テト(ヤンゴン)
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ヤンゴン出身。シンガポールでブライアン・オライリーのもとコントラバスの可能性と実験的なノイズ音楽を学ぶ。現在はヤンゴンでレコーディングエンジニア、音効作家として暮らしながらミャンマーのノイズシーンの発展のために尽力している。2014年にヤンゴンのギャラリーで初めてのソロ・ノイズパフォーマンスをして以来、彼の作品とリサーチは、東南アジアの実験的な音楽シーンに焦点を当てている。またオーディオ・ネットワーキングとサラウンド・ミキシング・システムの研究を独自で進めている。彼の最初のノイズトラックは、東南アジアのミュージシャンとともに「NOT YOUR WORLD MUSIC」のアルバム名で海外でリリースされた。
- アーノント・ノンヤオ(チェンマイ)
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1979年、バンコク生まれ。大学で絵画を専攻しながらも、音響、映像、インスタレーション、サイトスペシフィックアートとパブリックアートを含む、様々な手法を作品に取り入れた活動を行っている。振動に関心を持ち、振動に関する多様な実験的なアートプロジェクトに取り組んでいる。これまでの個展はカナダ・ケベックMANIF D'ARTでUnstable(ry) Life 、横浜黄金町バザール2015 Site C-studioでPinky Soundy、タイ・バンコクGallery VERでTRANCE 、チェンマイ大学でのImaginarium - Water Cave など。その他世界各国でのグループ展にも参加。
- ユエン・チーワイ(シンガポール)
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シンガポールを中心として活動している音楽家、芸術家、デザイナー。即興的な創作を通じて、音やイメージ、言葉との関係を探求している。2008年に大友良英(日本)、リュウ・ハンキル(韓国)、ヤン・ジュン(中国)とFEN(Far East Network)を結成。FENでの音楽活動は、アジア間での学際的な共同創作に焦点を当てている。アンサンブルズ・アジア/アジアン・ミュージック・ネットワークでは、共同ディレクターとして、アジアン・ミーティング・フェスティバルに参加。東南アジアとの結びつきを強めることで、数多くの東南アジアと世界中のミュージシャンとの新しいコラボレーションの橋渡しを成功させてきた。また、シンガポールの前衛的・実験的なロックバンド「The Observatory」の中心メンバーとしてギター、シンセサイザー、エレクトロニクスを担当。現在までに10枚のアルバムをリリースしている。
スペシャル・ゲスト
- オーレン・アンバーチ
9月24日(日)札幌芸術の森 大練習室
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アンバーチの音楽は電子音楽/即興音楽/ミニマルリズム、シンプルを装いつつ時間を宙づりにするようなモートン・フェルドマンやアルヴィン・ルシエの作曲作品、そして極限までに削ぎ落とされ、減速させたロックミュージックの境界線に潜む、拡張された歌だと言える。90年代後半よりギターの可能性に焦点を当て、もはやそれとは分からないような異質な抽象的領域へと楽器を再定義していくと同時に様々な楽器や感性を取り込んだパーソナルで独特な音楽世界を確立してゆく。これまでにフェネズ、シャルルマーニュ・パレスタイン、Sunn 0)), トーマス・ブリンクマン、 灰野敬二、アルヴィン・ルシエ、ジョン・ゾーン、メルツバウ、ジム・オルーク、鈴木明男、キース・ロウ、エヴァン・パーカーなど多くのアーティストとコラボレーションをしている。2001年より欧州、北米、日本を中心にツアーを続け、イギリスのATP、スペインのSONAR、カナダのMUTEK、ドイツのCTMなどの大きなフェスティバルで演奏をしている。またアイスランド・シンフォニー・オーケストラとのコラボレーションや東京で年に一度公演する灰野敬二とジム・オルークとのトリオなどの活動も精力的に続けている。自身が主催するレーベル、ブラック・トリフに加え、Touch, Editions Mego, Drag City, PAN, Southern Lord, Kranky、そしてTzadikなどから数多くのリリースをし、2014年にはアルバム『Quixotism』がThe Wireのトップ50に選ばれ、Pitchfork から「Experimental Artist Of The Year」に選ばれた。最近作の『Hubris』はクリス・コール、マーク・フェル、アート・リンゼイ、ジム・オルーク、キース・フェラートン・ウィットマン、そしてリカルド・ヴィラロボスらが参加している。
- 灰野敬二
9月23日(土)札幌芸術の森 大練習室
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1952年、千葉県生まれ。1970年、エドガー・アラン・ポーの詩から名を取ったグループ「ロスト・アラーフ」にヴォーカリストとして加入。また、ソロで自宅録音による音源制作を開始、ギター、パーカッションを独習する。1978年にロックバンド「不失者」を結成、ハードロックに全く新しい強力で重層的な次元を切り開く。1983年から87年にかけて療養のため活動休止。1988年に復帰して以来、ソロのほか不失者、滲有無、哀秘謡、静寂、Vajra、サンヘドリン、Nazoranai、Hardy Soulなどのユニット、Experimental Mixture名義でのDJ、セッションや他ジャンルとのコラボレーションなど多様な形態で国際的に活動を展開。ギター、パーカッション、ハーディ・ガーディ、各種管弦楽器、各地の民間楽器、DJ機器などの性能を研ぎ澄まされた身体性と独自の演奏技術で極限まで引き出し生み出される比類のない音は、超越なきシャーマニズム、荒れ狂う知性と認識に満ちている。170点を超える音源を発表し、確認されただけでも1500回以上のライブ・パフォーマンスを行なっている。
ゲスト
- DJ-SPEEDFARMER
9月14日(木)UTERO
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2000年頃から活動するNAKAMURA TOYOMIのソロプロジェクト。
ターンテーブル、レコードを軸にノイジーな即興演奏を展開。独自のフリーフォーム・ミュージックを追求する。
- U-zhaan
9月21日(木)せんだいメディアテーク
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オニンド・チャタルジー、ザキール・フセインの両氏からインドの打楽器タブラを師事。2000年より「ASA-CHANG&巡礼」に加入し、『花』『影の無いヒト』など4枚のアルバムを発表。2010年に同ユニットを脱退後に、「U-zhaan × rei harakami」として『川越ランデヴー』『ミスターモーニングナイト』等を自らのサイトから配信リリース。「salmon cooks U-zhaan」の名義でも同サイトより3枚のアルバムを配信。その他yanokami、七尾旅人、UA、HIFANA、大橋トリオ、小室哲哉など数多くのアーティストの作品にもタブラ奏者として参加している。2010年にインドからのツイッターでのつぶやきをまとめた書籍『ムンバイなう。』を出版し話題となり、2013年にはまさかの続編『ムンバイなう。2(スペースシャワーブックス)』も刊行された。
- YOSHIMIO
9月19日(火)METRO
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30年以上にも渡り、世界で最も先鋭的なエクスペリメンタル・ミュージック・グループ「Boredoms」の中心メンバーとして活動。他、自身のリーダー・バンド「OOIOO」やKim Gordon (ex. Sonic Youth)等との「Free Kitten」、2017年にYOSHIMIOの最新のバンドとしてリニューアルされた、古代ヌメロジカルな手法を基盤とするスパイラル・グラインド・ラーガ・コア・バンド「SAICOBAB」等、複数のパーマネントな音楽活動はもちろん、世界中を舞台にした数え切れないセッション・ワークやプロジェクトへの参加、映画『YUNNAN COLORFREE』のサウンドトラックをはじめとするソロ=YOSHIMIO名義での音源制作、CM音楽制作、さらには、自身のブランドemeraldthirteenでの服飾デザインまでをもこなす、正にポリフォニックな多層型アーティスト。
音楽制作、延いてはその根幹となる器楽演奏や発声の方法までもが完全にオリジナルなメソッドで貫かれており、楽器や音そのものから放たれるバイブレーションと素直に対峙することから始まる身体的反応を第一義としたプリミティブな表現を核に、同時代性を伴う鮮烈な色彩感覚をちりばめた、独自のエートスを獲得している。
- YTAMO
9月19日(火)METRO
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荒木良子のソロユニット。クラシックピアノの世界を経て、ジャンル問わず2000年頃より活動開始。数本の自主制作アルバム、2006年scilli disquesより1stソロアルバム『Limited Leaf』を発表。レゲエシンガー"カルカヤマコト"のサポートミュージシャンとして活動後、自身のバンド「ウリチパン郡」のメンバーとして2011年まで活動。2012年、felicityよりリリース"OLAibi" 3rd album『new rain』のレコーディングとツアーに参加。2016年3月18日には、ROOM40/Lawrence English主催オーストラリア・ブリスベンのレーベル"Someonegood"より、11年ぶりのソロセカンドアルバム『MI Wo』を発表。5月には東京のSweet Dreams Press.より、TEASIの松井一平氏、元山ツトム氏とのユニット「don't light up the dark(闇を灯すな)」のアルバムをリリース。現在はソロの他にオオルタイチとのユニット「ゆうき」、嶺川貴子とのユニット「TAKO TAMO」としても活動している。
- 荒川淳
9月21日(木)せんだいメディアテーク
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1985年福島県三春町生まれ。学生時代に東京の小岩で音楽と出逢いバンド活動を始める。
福島県の郡山市に居所の中心を移しReddTmpleを結成。
2013年よりリハーサルスタジオstudio tissue★boxを始める。
様々な音楽や人との出逢いに魅了され、バンド活動以外にも即興演奏でギターやビオラを始める。
美味しい音を模索しつつ現在はソロ、ReddTemple、lasnotrikalkulo、ジャンプス(jamps)、スピンクス(spinks)、等で活動中。
- 一楽儀光
9月14日(木)UTERO
ドラびでお
9月15日(金)福岡アジア美術館
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2012年長年プロとして活動してきたドラムを引退。その後tkrworks社と長年開発を進めて来た映像と音楽をリアルタイムにリミックス出来る自作楽器「DORAnome」により活動を再開。既製の楽器ありきの音楽では無く楽器自体から自分自身の音楽専用に一から作り上げるというコンセプトにより圧倒的な個性と唯一無似な世界観を出している。
この「ドラびでお」は世界中のロックフェス、ジャズフェス、メディアアートフェス、映画祭、芸術祭でも好評を博し、大規模なワールドツアーを行う。現在はVestaxs社より技術提供、CACIO社より機材提供を受けより完成度の高い「DORAnome3」が制作されている。
2005年にはARS Electronica(オーストリア)にて優れたDigital Musicsに贈られるHonorary Mention賞を受賞。2007年6月世界芸術界の最高峰ベネチアビエンナーレに招待され、2008年8月にはスペイン「サラゴサ万国博覧会」に日本代表として招待され、2009年には人気テレビ番組「SMAP×SMAP」にも出演している。
- 岡田高史
9月19日(火)METRO
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ボーカル、ドラム、シンセサイザーを務める自身のバンド「THE NOUP」での活動と並行し、2017年より「goat」へドラマー兼パーカッショニストとして加入。
ソロ名義「Takafumi Okada」では、アナログシンセサイザーを使用したミニマルなエレクトロニックミュージックを展開。
「THE NOUP」による自主イベント"NOUP PARADE!"の企画に加え、映画上映会の企画等も行う。
- 勝井祐二
9月23日(土)札幌芸術の森 大練習室
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音楽家/ヴァイオリニスト。ROVO. KOMA. TWIN TAIL. DRAMATICS. 勝井祐二 × U-zhaan. FISHMANSなどのバンドやユニットとソロや様々な音楽家との即興演奏で、エレクトリック・ヴァイオリンの表現の可能性を追求し続ける第一人者。
「1991-1992 JAPAN - UK Festival」の中心展示「VISIONS OF JAPAN」(Victoria and Albert Museum)のサウンド・ディレクターを務め、渡英。帰国後、日本最初期のレイヴ・パーティー「WATER」をオーガナイズする。1996年、山本精一と「ROVO」結成。バンド編成のダンスミュージックで、90~00年代以降のオルタナティブ~野外フェスティバルのシーンを牽引した。2002年に初来日したファナ・モリーナ、フェルナンド・カブサッキとの共演を機にアルゼンチンの新しい音楽シーンと交流を深める。2009年には、サイケデリック・ロック・バンド「GONG」の結成40周年を記念したアルバム「2032」に、スティーブ・ヒレッジと共に参加。以後「SYSTEM 7」のアルバムにも参加するなどの交流を続け、2013年「ROVO and SYSTEM 7」名義のアルバム「Phoenix Rising LP」を世界発売。2013~2014年にかけて、アジア~ヨーロッパツアーを行い、フジロック・フェスティバル'14に凱旋。2016年 ROVO結成20周年記念アルバム「XI (eleven)」発表。
- 澁谷浩次
9月21日(木)せんだいメディアテーク
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1970年、北海道生まれ。ミニコミ編集を経て詩人を目指すが断念し、1994年より仙台に移り住んで音楽活動を始める。1998年に音楽グループ「yumbo」を結成、以後、全曲のソングライティングを担当した4枚のアルバムを発表している。「yumbo」やソロでの活動以外では、MaherShalal Hash Bazへの参加、テニスコーツや細馬宏通(かえる目)とのライブ共演・共作なども行っている。
- 湿った犬
9月24日(日)札幌芸術の森 大練習室
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アプト&古立太一のフィードバック・デュオ。アナログミキサー内蔵のリズムマシンをフィードバックさせたことによる歪んだリズムやシールドに直接触れる事で生じるグリッチ音を使って演奏している。それぞれのバックグラウンドであるノイズ/テクノの影響を漂わせつつ、フィードバックという不確実で偶然性の強い現象が生み出す、奇妙で荒々しく、時に滑稽な音の発生を楽しみながらライブを行う。湿っている。
- 高橋幾郎
9月24日(日)札幌芸術の森 大練習室
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青蝕器、あけぼのいずをへて、ハイライズ、光束夜、マヘルシャラルハシュバズ、渚にて、シェシズ、不失者、LSD March、カスミトリオ、血と雫にドラマーとして参加。 白石民夫、コサカイフミオ、テニスコーツ、梅田哲也とのコラボレーションのほか、発振器などを使った「演奏」も国内外で行っている。
- 竹永省吾
9月14日(木)UTERO
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17歳の時にCDJ-50を手に入れ、一時停止音の虜になる。 その後、参加バンドで出演したライブイベントで共演したノイズパフォーマンスに衝撃を受け、CDJでの演奏を始める。電子卓上音楽団(2001)、電子たくあん(2009)を結成し、並行してソロパフォーマンスも精力的に行う。 2007年より大牟田ふじ管理/主催し、国内外のアーティストを招聘する。
- テンテンコ
9月24日(日)札幌芸術の森 大練習室
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1990年8月27日生まれ。北海道出身。身長142cm。2013年BiSに加入し、2014年の解散とともにフリーランスとして活動を始める。2016年にTOY'S FACTORY / MIYA TERRACEとマネージメント契約。「90年代からの日本の"インディー霊"を全て背負っているといっても過言ではない、ヴァリエーションに富んだアヴァンギャルド表現者」と人は彼女を評し、オーバーグランドとアンダーグランドを自由に行き来し、コメンテーターからバラエティのひな壇、ポップスからインダストリアル、朝から真夜中まで型にはまらない聖域なき活動を行っている。2016年8月にファーストデジタルシングル「放課後シンパシー」をリリース。2016年12月にソロとしては初のMINI ALBUMをリリースした。昼夜場所環境問わず活動する彼女の動きには今後も注目である。
- 中田粥
9月19日(火)METRO
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1980年、東京で生まれる。洗足学園音楽大学作曲科卒業。
サーキットベンディングをピアノの内部奏法の延長上にあるものと捉え直し、シンセサイザーやリズムマシンなど電子楽器数台分の剥き出しにされた回路基板を「バグシンセ」「bugsynthesizer」と名付けてリアルタイムにショートさせる方法で演奏や展示を行う。
2013年、東京の実験音楽シーンで活動。2016年、拠点を大阪に移動。現在、アートスペースFIGYAの運営に携わる。
- 宝示戸亮二
9月23日(土)札幌芸術の森 大練習室
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札幌在住の即興ピアニスト。1990年頃から空き缶・発泡スチロール・木片・玩具など多種多様の小物を取り入れ、独創的な即興演奏を始める。1993年、故ニコライ・ドミトリーエフの招聘によるロシア公演(モスクワ・ノボシビルスク)で絶賛を受け、その後ロシア、ドイツ、フィンランド、リトアニアでのフェスティバル・コンサートにソロで出演し、高い評価を得ている。国内でも札幌を拠点に首都圏や関西などでソロの他、国内外の多数のアーティストとも共演。2000年以降、巻上公一(voice)、Liudas Mockunas(リューダス・モツクーナス)(reeds)、山口とも(percussion)、Hugues Vincent(ユーグ・バンサン)(cello)らとの共演を通して、1対1の完全即興演奏に無限の可能性と神秘性を見出す。近年はフランス・スイス・ドイツへのツアーやレコーディングを敢行するなど、ヨーロッパ諸国へ活動領域を拡げる一方、昨年は親交の深かったリトアニア・ヴィリニュスを再訪し、地元の作曲家・ミュージシャンとのコラボレーションによる新たな展開が始動しつつある。
- もも
9月21日(木)せんだいメディアテーク
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2010年、バンドTADZIO結成。2011年、1stアルバムをリリース(P-ヴァイン)ロック、ハードコア、ガレージなどの音楽性が各方面にて絶賛される。2011年、フジロック・ルーキーアゴーゴーにHiar Stylistics(中原昌也)と出演。以降、UKのSPINE TVでの特集や、イタリアのFAR EAST FILM FESTIVAL、タイJAPANfestival、韓国ツアー、オーストラリアツアーなど多岐に渡りライブ活動を行う。2014年2ndアルバム発売。2015年7インチ発売。2016年バンド解散にともない、2017年よりソロ活動開始。NASA名義でライブ活動中。
- 吉田野乃子
9月23日(土)札幌芸術の森 大練習室
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1987年生まれ。北海道岩見沢市出身。10歳からサックスを始め、高校時代、小樽在住のサックス奏者、奥野義典氏に師事。2006年夏、単身ニューヨークに渡る。NY市立大学音楽科卒業。ジョン・ゾーンとの出会いにより、前衛音楽の世界に惹かれる。マルチリードプレイヤー、ネッド・ローゼンバーグに師事。NYで結成した6人組のバンド" SSSS (Super Seaweed Sex Scandal)"で、2010年5月、ドイツ、メールス音楽祭に出演。2週間のヨーロッパツアーを行う。2009年からNYで活動している前衛ノイズジャズロックバンド"Pet Bottle Ningen (ペットボトル人間)"でジョン・ゾーン主宰のTzadikレーベルより2枚のアルバムをリリース。4度の日本ツアーを行う。2014年4月、ベーシスト、ロン・アンダーソンの前衛プログレバンド"PAK"のメンバーとして、ドラマー、吉田達也氏と日本ツアーを行う。2014年よりソロプロジェクトを始動。2015年6月には初のソロカナダツアーを行い、2015年10月には自己のレーベルからソロアルバム『Lotus』をリリース。2015年12月より帰国し、活動拠点を北海道に移す。
- 吉田肇
9月14日(木)UTERO
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1970年生まれ・1992年結成のロックバンドPANICSMILEのギター・ボーカル。
2013年より福岡市に移転しライブハウスUTEROにてブッキング業務に就く。
PANICSMILEの他に〇菌、オクムラユウスケ&Not Sports、シラヌガ等のバンドでもライブ活動中。
その他に、即興ユニットとしてオオクボ-T&わくわくフードコート、バウソナーズ、赤虫のライブ活動、また主宰レーベル・ヘッドエイクサウンズからのリリースも行っている。