さいたまトリエンナーレ2016 - アンサンブルズ・アジア・スペシャル

アンサンブルズ・アジア・スペシャルでは大宮小学校を舞台に大友良英をはじめ、世界で活躍する超個性的なアジアのアーティストたちがワークショップを通じて地元の人たちと一緒に作品を作って発表します。タイ・チェンマイのアーノント・ノンヤオは子供たちと一緒に回転するパターンを音に変換するデバイスを自転車に取り付け、その動力で様々な音色を生み出すノイズマシーンへと変身させる。インドネシア・バンドンのデュト・ハルドノは参加者とともに古いカセットテープをカットアップして新しい素材を作り、ウォークマン・アンサンブルを形成する。牧野貴は小学生と一緒に16mmフィルムに絵の具やスプレーで様々な加工をし、きめ細やかな映像が3Dになって動き出すアブストラクト映画を作る。そして大友良英は誰でもが参加できる大アンサンブルを指揮する。「中心のないネットワーク」を目指すアジアン・ミュージック・ネットワークの一般市民を巻き込んでの新しい試みを是非体験しに来てください。

---- dj sniff (水田拓郎)

トーク&ライブ

11月27日(日)の「アンサンブルズ・アジア・スペシャル」を目前に控えた、大友良英とAsian Music Network、アジア・日本からの招聘アーティストらが奏でる音楽ライブ&トークイベントを行う特別企画。

日程 11月25日(金)18:30開場 19:00開演(18:00整理券配布開始、入場は整理番号順)
会場 市民会館おおみや 小ホール
さいたま市大宮区下町3-47-8
料金 無料(予約優先)
予約はさいたまトリエンナーレ・イベントページ
出演 大友良英、ユエン・チーワイ、dj sniff、アーノント・ノンヤオ、デュト・ハルドノ、牧野貴

*専用駐車場はございません。公共交通機関をご利用下さい。
*会場にエレベーターはございません。車いすなどお手伝いが必要な方はお申込み時にお知らせください。

ワークショップ&パフォーマンス

出入りが自由なゆるやかな時間・空間が演出される約4時間の音楽イベント。大友良英と招聘アーティストの牧野貴、アーノント・ノンヤオ、デュト・ハルドノによる事前ワークショップを行い、11月27日の本番ではプロフェッショナルによる演奏と、ワークショップ参加者による演奏を披露。地元との協働により、周辺の賑わいイベントなどを会場周辺に形成し、お祭り、イベント感を創出します。

*大友良英と牧野貴のワークショップは大宮小学校生徒を対象に非公開で開催します。大友良英は11月27日に自由参加のワークショップを行います。

Workshop

アーノント・ノンヤオ

「自転車を使って様々な音のなる楽器を作って演奏しよう」
"How to make DIY instruments moving sound of a bicycle instrument"

アーノント・ノンヤオ

自転車を使って楽器を作り、演奏するワークショップ。
自転車は27日に体育館でパフォーマンスを行い、17時からは「フリーアートミュージック」会場の大宮駅東口ラクーン前でも演奏します。

日程 11月26日(土)10:00-13:00 (9:45受付開始)
会場 さいたま市立大宮小学校 会議室
さいたま市大宮区大門町3-3
*専用駐車場はございません。公共交通機関をご利用下さい。
参加費 無料
定員 20名(予約制)
*小学生以下は保護者同伴の上ご参加ください。
予約はさいたまトリエンナーレ・イベントページ
持ち物 ハサミ、カッター。プラスチックのガラクタ・日用品(あれば)。上履き。

デュト・ハルドノ

「古いカセットテープを使って新しい音楽をつくろう」
"Public Tape Loops Improvisation"

デュト・ハルドノ

カセットテープを切ったり繋げたりして新しい音楽を作ります。作ったカセットテープは27日に体育館に展示・演奏します。

日程 11月26日(土)14:00-17:00 (13:45受付開始)
会場 さいたま市立大宮小学校 会議室
さいたま市大宮区大門町3-3
*専用駐車場はございません。公共交通機関をご利用下さい。
参加費 無料
定員 20名(予約制) 8歳以上
予約はさいたまトリエンナーレ・イベントページ
持ち物 ハサミ、定規、音や音楽が入ったカセットテープ(もう聞かないもの。加工します。お持ちでない場合:申込時にご相談ください。)、上履き。

大友良英

「オーケストラ・ワークショップ」
"Public Orchestra Workshop"

大友良英

大友さんの指揮に合わせて演奏します。楽器以外にも、なべ・やかん・自作の楽器など、音の出るものなら何でもOK。全員が異なる音色を奏で、新しい音楽を生み出します。
17時からは「フリーアートミュージック」会場の大宮駅東口ラクーン前でも演奏します。

日程 11月27日(日)12:00-12:40
会場 さいたま市立大宮小学校 体育館
さいたま市大宮区大門町3-3
*専用駐車場はございません。公共交通機関をご利用下さい。
参加費 無料
定員 なし(予約不要)
持ち物 持ち運び可能な楽器や音の鳴るもの(電子・電気楽器,声での参加は不可)をご持参ください。

Performance

Ensembles Asia Special

アーティストとワークショップ参加者による成果発表とコンサート。地元との協働により、周辺の賑わいイベントなどを会場周辺に形成し、お祭り、イベント感を創出します。出入りが自由なゆるやかな時間・空間が演出される音楽イベント。

日程 11月27日(日)12:40開場 13:00開演 16:30頃終演
*17時からは「せせらぎコンサート」会場の大宮駅東口ラクーン前でも、パフォーマンスを行います。
会場 さいたま市立大宮小学校 体育館
さいたま市大宮区大門町3-3
*専用駐車場はございません。公共交通機関をご利用下さい。
参加費 無料
定員 なし(予約不要、上履きをお持ち下さい)
出演 ワークショップ参加者、大友良英、ユエン・チーワイ、dj sniff、アーノント・ノンヤオ、デュト・ハルドノ、牧野貴

招聘アーティスト・プロフィール

アーノント・ノンヤオ(タイ)
アーノント・ノンヤオ 1979年、バンコク生まれ。大学で絵画を専攻しながらも、音響、映像、インスタレーション、サイトスペシフィックアートとパブリックアートを含む、様々な手法を作品に取り入れた活動を行っている。振動に関心を持ち、振動に関する多様な実験的なアートプロジェクトに取り組んでいる。
デュト・ハルドノ(インドネシア)
デュト・ハルドノ アーティスト、実験音楽家、教育者。コラージュやドローイングの2次元に留まらず、日常品、使い捨ての楽器、レコードやカセットテープなどの既製品を動的に取り入れる。大衆文化、コンセプトアートや反アート運動から着想を得て、ダークヒューモアとアイロニーを帯びた作品を展開している。
牧野貴(日本)
牧野貴 映画作家。2004年より単独上映会を開始。フィルム、ヴィデオを駆使した、実験的要素の極めて高い、濃密な抽象性を持ちながらも、鑑賞者に物語を感じさせる有機的な映画を制作している。前衛音楽家と共同作業においても、世界的に高い評価を獲得している。数多くの国際映画祭で受賞。

アーティスティック・ディレクター

大友良英
大友良英 1959年横浜生まれ。音楽家。十代を福島市で過ごす。常に同時進行かつインディペンデントに即興演奏やノイズ的な作品からポップスに至るまで多種多様な音楽をつくり続け、その活動範囲は世界中におよぶ。
映画音楽家としても数多くの映像作品の音楽を手がけ、その数は70作品を超える。近年は「アンサンブルズ」の名のもとさまざまな人たちとのコラボレーションを軸に展示する音楽作品や特殊形態のコンサートを手がける。また障害のある子どもたちとの音楽ワークショップや一般参加型のプロジェクトにも力をいれている。
2011年の東日本大震災を受け、遠藤ミチロウ、和合亮一とともに「プロジェクトFUKUSHIMA!」を立ち上げる。2012年芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門を受賞。
2013年NHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」の音楽を担当。著書に『MUSICS』(岩波書店)『シャッター商店街と線量計』(青土社)など。

プロジェクト・ディレクター

dj sniff(香港)
dj sniff 香港を拠点に、実験的な電子アートと即興音楽の分野で活動する音楽家、キュレーター、プロデューサー。彼の音楽は、DJ、楽器デザイン、即興演奏を組み合わせた独特の実践のもとに成り立っている。アムステルダムのSTEIM(スタイム電子楽器スタジオ)で長年アーティスティックディレクターを務めたほか、ヨーロッパ、アジア、アメリカ各地のフェスティバルやイベントでの演奏多数。これまでに、4枚のソロアルバムをリリースし、「ニューヨーク・タイムズ」「オールアバウト・ジャズ」「ザ・ワイヤー」の各メディアに取り上げられている。
ユエン・チーワイ(シンガポール)
ユエン・チーワイ シンガポール在住の音楽家、サウンド・アーティスト。シンガポール国内外で幅広く演奏活動や展示などを行っている。哲学や文学、映画、カルチュラル・スタディーズへの強い関心から、チーワイの作品には、文献に基づくアイデアやコンセプトを記憶・喪失・不可視性といったテーマに融合させた表現が見られる。大友良英(日本)、リュウ・ハンキル(韓国)、ヤン・ジュン(中国)と結成した「FEN」(Far East Network)のメンバー。また、シンガポールの前衛的・実験的ロックバンド「The Observatory」のメンバーでもある。

お問合せ

さいたまトリエンナーレ実行委員会事務局(さいたま市スポーツ文化局 文化部 文化振興課トリエンナーレ係)
受付時間 平日8:30〜17:15
Tel: 048-829-1225 / Fax: 048-829-1996
E-mail: bunka-shinko@city.saitama.lg.jp
Web: さいたまトリエンナーレオフィシャルサイト

主催: さいたまトリエンナーレ実行委員会
共催: 国際交流基金アジアセンター
協力: さいたま市立大宮小学校、にぎわいアート大宮実行委員会