インターネットやソーシャルメディアのおかげで今や、私たちは世界中のアーティストや音楽シーンを垣間見ることができ、距離が離れていても共感するもの同士で新しいコミュニティーを形成したり、共同で作品を作ったりできるようになった。これらのツールを使えばいくらでも情報を集められ、世界の誰とでも繋がれる気がする。
しかし実際には多くのアジアの国々では音楽やアートは検閲の対象とされ、インターネットで得られる情報は限られている。イベントの告知は警察とのトラブルを避けるため、Facebookに加えWechatやWhatsappなどのメッセージング・アプリが主に使われる。検閲の対象となっていなくともネット回線のインフラが整っていない所では私たちがコミュニケーションのために当たり前のように使っているSkypeやストリーミングメディアが困難であったりする。外からは全く想像できないほどにそれぞれの都市や文化シーン内では民族、言語、階級、政治、宗教が複雑に絡み合い、アーティストたちはその中を巧みにナビゲートしながら作品を発表し続けている。
これまでの東南アジアでの現地リサーチでわかったことは、より実験的な音楽を作っている人たちはエクスペリメンタルやインプロビゼーションといった欧米や日本ではある程度確立した音楽の枠組みの中ではなく、フォーク、メタル、パンク、ヒップホップなどのポピュラーなジャンル、そして伝統音楽との関係性の中で自分たち独自の音楽を追求しているということだった。普段使用しているネットの検索タームはこの音楽家たちを見つけるのに何の役にも立たなかった。そして様々な都市で出会った彼ら/彼女らは演奏するジャンルやスタイルがバラバラだった。しかし皆その根底には貪欲な実験性であったり、紋切り型な形式への抵抗、またはよくわからないけど惹かれる何かを秘めて持っていた。
アンサンブルズ・アジア/ アジアン・ミュージック・ネットワークは、アジアの音楽シーンの中で伝統的な価値観や商業主義に捉われることなくユニークな活動をしているアーティストたちをつなげることを目的とし、2014年にアーティスティック・ディレクター大友良英を中心に2人のプロジェクト・ディレクター、シンガポールの音楽家ユエン・チーワイと香港を拠点に活動するdj sniffによって立ち上げられた。翌年にはアジアン・ミーティング・フェスティバル2015を開催し、東南アジアから10人の音楽家を招聘して、映画上映とコンサートを含む3公演を実現させた。
前年の成功を受けてアジアン・ミーティング・フェスティバル2016はさらに拡張してゆく。今回は東南アジアだけでなく、東アジアの各都市からも個性的な音楽家を招聘し、日本のさまざまな音楽家たちと共に東京3公演/3会場、神戸1公演/1会場、京都2公演/2会場を行う。また前回同様、日本初公開となるアジアのアンダーグラウンド音楽を紹介するドキュメンタリー映画の上映やトークセッションも予定されている。
前回のプログラムに参加した音楽家たちはその後インドネシアの音楽フェスティバルで再び共演し、またそれぞれの都市でお互いを招待してイベントを企画し始めている。アジアン・ミーティング・フェスティバルは一過性のイベントではなく、まさにこうしたアーティスト・コ ミュニティ間の長期的なネットワーク形成の出発点となるものであり、将来に向けて他の国や都市でも成立しうるモデルを考えるための実験の場でもある。
テクノロジーやグローバリゼーションがもたらす幻想とも言えるフラットな世界観から出発するのではなく、片言であったり誤訳だらけのデコボコな状況の中で様々なバックグラウンドを持ち、それぞれの音楽シーンで唯一無二なアーティストたちがステージ上でいかに共通の言語や音楽性を見出すかを是非体験しに来てほしい。
プロジェクト・ディレクター
ユエン・チーワイ
dj sniff
Concert Schedule
1st Day in Tokyo
日程 | 2月5日(金) 19:30開場 20:00開演 |
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会場 | SuperDeluxe 東京都港区西麻布3-1-25 B1F |
料金 | 前売り 3,000円 当日3,500円 (+1ドリンク) |
出演 | クリスナ・ウィディアタマ(ジョグジャカルタ) / 大友良英(東京) / ソンX(ハノイ) /スキップ・スキップ・バンバン(台北) / ナタリー・アレクサンドラ・ツェー(シンガポール) / dj sniff(香港) / ユエン・チーワイ(シンガポール) / ヨン・ヤンセン(クアラルンプール) / ピートTR(バンコク) / フィオナ・リー(香港) ゲスト出演 川口貴大 |
チケット | http://amf2016day1.peatix.com |
2nd Day in Tokyo
日程 | 2月6日(土) 20:00start |
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会場 | Red Bull Studios Tokyo Hall 東京都渋谷区渋谷1-3-3 |
ストリーミング | DOMMUNE*ストリーミングのみで、会場での観覧はありません。 |
出演 | クリスナ・ウィディアタマ(ジョグジャカルタ) / 大友良英(東京) / ソンX(ハノイ) /スキップ・スキップ・バンバン(台北) / ナタリー・アレクサンドラ・ツェー(シンガポール) / dj sniff(香港) / ユエン・チーワイ(シンガポール) / ヨン・ヤンセン(クアラルンプール) / ピートTR(バンコク) / フィオナ・リー(香港) |
会場協力 | Red Bull Studios Tokyo |
3rd Day in Tokyo
日程 | 2月7日(日) 17:00開場 18:00開演 |
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会場 | Spiral 東京都港区南青山5-6-23 |
料金 | 前売り3,000円 当日3,500円 |
出演 | クリスナ・ウィディアタマ(ジョグジャカルタ) / 大友良英(東京) / ソンX(ハノイ) /スキップ・スキップ・バンバン(台北) / ナタリー・アレクサンドラ・ツェー(シンガポール) / dj sniff(香港) / ユエン・チーワイ(シンガポール) / ヨン・ヤンセン(クアラルンプール) / ピートTR(バンコク) / オッキョン・リー(ニューヨーク) / フィオナ・リー(香港) ゲスト出演 石原雄治 / 大城真 / 七尾旅人 |
チケット | http://amf2016day3.peatix.com |
会場協力 | (株)ワコールアートセンター |
4th Day in Kobe
日程 | 2月8日(月) 18:00開場 18:30開演 |
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会場 | Art village center 神戸市兵庫区新開地5丁目3番14号 |
料金 | 前売り3,000円 当日3,500円 |
出演 | クリスナ・ウィディアタマ(ジョグジャカルタ) / 大友良英(東京) / ソンX(ハノイ) /スキップ・スキップ・バンバン(台北) / ナタリー・アレクサンドラ・ツェー(シンガポール) / dj sniff(香港) / ユエン・チーワイ(シンガポール) / ヨン・ヤンセン(クアラルンプール) / ピートTR(バンコク) / オッキョン・リー(ニューヨーク) / フィオナ・リー(香港) ゲスト出演 DODDODO / Haco / 枡本航太 / 森本アリ |
チケット | http://amf2016day4.peatix.com |
提携 | 神戸アートビレッジセンター(指定管理者:大阪ガスビジネスクリエイト株式会社) |
5th Day in Kyoto
日程 | 2月11日(木・祝) 16:00開場 17:00開演 |
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会場 | 元・立誠小学校 京都市中京区備前島町310-2(木屋町蛸薬師下ル) |
料金 | 料金:前売り3,000円 当日3,500円 |
出演 | クリスナ・ウィディアタマ(ジョグジャカルタ) / 大友良英(東京) / ソンX(ハノイ) /スキップ・スキップ・バンバン(台北) / ナタリー・アレクサンドラ・ツェー(シンガポール) / dj sniff(香港) / ユエン・チーワイ(シンガポール) / ヨン・ヤンセン(クアラルンプール) / ピートTR(バンコク) / オッキョン・リー(ニューヨーク) / フィオナ・リー(香港) ゲスト出演 梅田哲也 / カジワラトシオ / 東野祥子 / 水内義人 / 村里杏 |
チケット | http://amf2016day5.peatix.com |
6th Day in Kyoto
日程 | 2月12日(金) 19:00開場 19:30開演 |
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会場 | METRO 京都市左京区川端丸太町下ル下堤町82 恵美須ビルBF |
料金 | 前売り3,000円 当日3,500円 (+1ドリンク) |
出演 | クリスナ・ウィディアタマ(ジョグジャカルタ) / 大友良英(東京) / ソンX(ハノイ) /スキップ・スキップ・バンバン(台北) / ナタリー・アレクサンドラ・ツェー(シンガポール) / dj sniff(香港) / ユエン・チーワイ(シンガポール) / ヨン・ヤンセン(クアラルンプール) / ピートTR(バンコク) / オッキョン・リー(ニューヨーク) / フィオナ・リー(香港) ゲスト出演 村里杏 / 毛利桂 / 吉田ヤスシ / 和田晋侍 |
チケット | http://amf2016day6.peatix.com |
Screening「Y/OUR MUSIC」
2014/タイ/82分/監督:ワラーラック・ヒランセータワット・エブリー、ディビッドリーブ/日本語・英語字幕付き
『Y/OUR MUSIC』はタイの様々な地域や世代をつなぐ伝統音楽や労働歌、モーラムやインディーミュージックに耳を傾ける。9人のミュージシャンが自分たちの音楽を静かに語り、カメラはそのルーツとなる原風景を探る。それは赤い塵雲の中で奏でられる伝統楽器、収穫を待つ間に口ずさまれる労働歌、DJがかけるイサーン音楽の7インチレコード、楽器を弾けないバンドによるアンダーグラウンドミュージック、全てが都市の騒音や農村の風の音と共に調和を持って響く。ミュージシャンたちはメインストリームになることがなくとも自分たちの音楽を頑なに信じ、試行錯誤を繰り返し、そして次の世代を教育する。全く別々の音楽の世界に住んでいる彼/彼女らを繋ぐのはまさにその絶え間ない情熱。
予告編映像
Kyoto
日程 | 2月6日(土) - 12(金)17:40 start(2月10日上映後イベントあり) |
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会場 | 立誠シネマ 京都市中京区備前島町310-2(木屋町蛸薬師下ル) |
トーク出演(10日) | ワラーラック・ヒランセータワット・エブリー監督、大友良英、ピート TR、dj sniff、ユエン・チーワイ |
パフォーマンス(10日) | ピート TR |
料金 | 当日1,500円 / 学生・シニア 1,300円 / 立誠シネマ会員 1,000円 |
Tokyo
日程 | 2月7日(日)13:00 open/ 13:30 start(上映後イベントあり) |
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会場 | cay 東京都港区南青山5-6-23 |
トーク出演 | ワラーラック・ヒランセータワット・エブリー監督、大友良英、ピート TR、dj sniff、ユエン・チーワイ |
パフォーマンス | ピート TR |
料金 | 前売り2,000円 /当日2,500円(1drink付き) |
チケット | http://amf2016movie.peatix.com |
会場協力 | (株)ワコールアートセンター |
Asian Meeting Festival Talk Sessions
アンサンブルズ・アジア/アジアン・ミュージック・ネットワークは東南アジアの各地域で商業主義や伝統的な価値観に捉われずに独自の音楽性や表現を追求するアーティストを探し、彼・彼女らを日本に紹介するとともに、新しい創作活動につながるようなネットワークやノレッジ・ベースを作り上げることを目指して2014年より始まりました。
しかし実際に現地を訪れてリサーチや演奏をしてみると、ネットでの情報やメイントスリームのメディアでは知り得ない形でそれぞれの都市や地域で政治・階級・民族・宗教 ・検閲など様々な要素が複雑に絡み合いながらインディペンデントな音楽文化やコミュニティーが形成されていることがわかってきました。
Talk session #1 "東南アジアの実験的音楽とその交流の可能性"では、そうした現地でのリサーチや活動を通じて見えてきたことを中心に話をします。アーティスティック・ディレクター大友良英はインドネシアやベトナムでの非音楽家による音楽のためのリサーチやワークショップ。プロジェクト・ディレクターでシンガポール出身のユエン・チーワイは数週間に渡る日本ツアーで体験した各地方のアンダーグラウンド・ミュージックの現状と東南アジアの音楽シーンとの比較。そしてもう一人のプロジェクト・ディレクター、香港在住のdj sniff(水田拓郎)はインドネシアでの伝統文化やメタル、パンクなどとの融合によって生まれつつある新しい実験音楽についてなど。また、ディレクターがそれぞれ考える音楽交流の可能性についてディスカッションをする予定です。
Talk session #2 "新しいアジア圏音楽のネットワークをイメージする"では、アジアン・ミーティング・フェス2016を振り返るとともに、音楽ライターの大石始氏と磯部涼氏を迎えてトークをします。両氏が追ってきたマージナルなダンスミュージックや マイナー音楽に触れつつ、様々な背景を持つローカルな音楽がいかにグローバルなコミュニティーとつながってゆき受容されてゆくのか、そしてそこから見えてくる新しいアーティスト・ネットワークがどのようなものかなどについて模索したいと思います。
Talk session #1 "東南アジアの実験的音楽とその交流の可能性"
日程 | 2月4日(木) 19:30 start |
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会場 | 国際交流基金JFICホール「さくら」 東京都新宿区四谷4-4-1 |
報告と鼎談 | dj sniff、ユエン・チーワイ、大友良英 |
料金 | 無料(予約優先) |
予約 | 当日入場可 |
Talk session #2 "新しいアジア圏音楽のネットワークをイメージする"
日程 | 2月14日(日) 18:30 start |
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会場 | UPLINK FACTORY 東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1階 |
トーク出演 | dj sniff、ユエン・チーワイ、大友良英+大石始(ライター・編集者・DJ)、磯部涼(音楽評論家)、Asian Meeting Festival 2016出演者も参加予定 |
ライブ | dj sniff、ユエン・チーワイ、大友良英 |
料金 | 1,000円(1drink付き) |
Profile
- 大友良英(東京)
-
1959年横浜生まれ。音楽家。十代を福島市で過ごす。常に同時進行かつインディペンデントに即興演奏やノイズ的な作品からポップスに至るまで多種多様な音楽をつくり続け、その活動範囲は世界中におよぶ。
映画音楽家としても数多くの映像作品の音楽を手がけ、その数は70作品を超える。近年は「アンサンブルズ」の名のもとさまざまな人たちとのコラボレーションを軸に展示する音楽作品や特殊形態のコンサートを手がける。また障害のある子どもたちとの音楽ワークショップや一般参加型のプロジェクトにも力をいれている。
2011年の東日本大震災を受け、遠藤ミチロウ、和合亮一とともに「プロジェクトFUKUSHIMA!」を立ち上げる。2012年芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門を受賞。
2013年NHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」の音楽を担当。著書に『MUSICS』(岩波書店)『シャッター商店街と線量計』(青土社)など。 - dj sniff(香港)
- 香港を拠点に、実験的な電子アートと即興音楽の分野で活動する音楽家、キュレーター、プロデューサー。彼の音楽は、DJ、楽器デザイン、即興演奏を組み合わせた独特の実践のもとに成り立っている。アムステルダムのSTEIM(スタイム電子楽器スタジオ)で長年アーティスティックディレクターを務めたほか、ヨーロッパ、アジア、アメリカ各地のフェスティバルやイベントでの演奏多数。これまでに、4枚のソロアルバムをリリースし、「ニューヨーク・タイムズ」「オールアバウト・ジャズ」「ザ・ワイヤー」の各メディアに取り上げられている。
- ユエン・チーワイ(シンガポール)
- シンガポール在住の音楽家、サウンド・アーティスト。シンガポール国内外で幅広く演奏活動や展示などを行っている。哲学や文学、映画、カルチュラル・スタディーズへの強い関心から、チーワイの作品には、文献に基づくアイデアやコンセプトを記憶・喪失・不可視性といったテーマに融合させた表現が見られる。大友良英(日本)、リュウ・ハンキル(韓国)、ヤン・ジュン(中国)と結成した「FEN」(Far East Network)のメンバー。また、シンガポールの前衛的・実験的ロックバンド「The Observatory」のメンバーでもある。
- フィオナ・リー(香港)
- 香港生まれ。自然音に関心を持ちつつも都市が放つ様々なノイズにも特殊な依存性を感じ、フィールド・レコーディング、プログラミング、ラインティング、電磁場を使用した作品をインスタレーションとパフォーマンスという二つのフォーマットで発表している。最近は可聴周波数と電磁場の関係に焦点を当ててリサーチを続けている。音と光のパフォーマンス「delight」は台湾、韓国、マカオ、香港で上演し、現在の香港で最も先鋭的で才能あふれるサウンド・アーティストの一人である。
- オッキョン・リー(ニューヨーク)
- 韓国大田生まれ。ニューヨークやベルリンを拠点にしながらも年間を通して世界中をツアーしている。 現代のチェロ演奏技術の拡張を目指しながら、コラボレーションと作曲を通してジャンルの境界線を曖昧にする作品を多数製作。その音楽は、ノイズ、エクステンデッド・テクニークス、ジャズ、クラッシック、韓国の伝統音楽、そしてポップスから描かれる。これまでにラッセ・マーハウグ、プロデュースによる最新ソロ・レコード『Ghil』や『Noisy Love Songs (for George Dyer)』など20作以上のアルバム製作に参加。ローリー・アンダーソン、マーク・フェル、クリスチャン・マークレー、ジム・オルーク、ジョン・ゾーンなどとこれまでにコラボレーションをしている。2010年にFoundation For Contemporary Arts Grant、2015年にDoris Duke Performing Artist Awardを受賞。1998年にバークレイ音楽院から現代作曲と映画音楽により二重学士号を、そして2000年にニューイングランド音楽院から現代即興の修士号を受けている。
- ピートTR (バンコク)
-
高校時代にPCソフトで曲作りを始め、声とギターとパソコン内のエフェクターを使った作曲を開始。バンコク大学の学生時代に他大学の友人たちとジャリンタナーカイ(Jryntanakai)を結成し、声とギターとパソコンで作った曲をバンド編成で録音しはじめた。ジャリンタナーカイはFat Festival 10のアーティストリストに入り、タイの若手アーティストを発掘するためにFat RadioとCornettoによってつくられたコンペ・プロジェクトKon kon konで最終選考の5バンドに選ばれた。
SO:ON Dry Flowerのコンピレーション『Ghosted Note 2』収録のシングル「Knowledge」はFatAwardの新人アーティストの新曲賞にノミネートされたが、その後バンド活動を休止。現在はより実験的な音楽性を追求しプレーン・パン・ペレス(PLERN PAN PERTH)を結成、2015年ミニアルバム『Hidden Home』を発表。ザ・オレンジ・ロールズのPipeとのバンドプロジェクトl _ / \ - l _ / \でも活動している。 - スキップ・スキップ・バンバン(台北)
- 台湾台北出身。最初のソロではバンバンと名乗り『No-Fi, No Fiction』などを2010年にリリース。その後シュゲイザー・カルテット、BOYZ&GIRLに参加、デビューアルバムは北京インディーシーンの最重要レーベルMaybe Marsからリリースされた。2010年後半北京に移り、Carsick Carsでドラムとバックボーカルを担当。翌年のSXSWに参加したが、その直後に以前のプロジェクトの再起動と新しい素材を書くために台湾に戻る。2011年9月再び北京でフルバンドとしてのスキップ・スキップ・バンバンを組むも、うまくいかず、台湾に戻り新しいメンバーで9曲入りのLP『Sacrifice Mountain Hills』を短い期間で製作、リリースする。2013年にMy Bloody Valentineの台北公演のオープニング・アクトを務め、翌年『Sacrifice Mountain Hills』の日本バージョンをTower Record JapanとHands and Momentからリリース。3rdアルバム『Mirror in Mirror』を2015年12月にMaybe Marsと台湾のインディーレーベル22 Recordからリリースする。
- ナタリー・アレクサンドラ・ツェー(シンガポール)
- 古箏の演奏家、教育者、そして実験家。古箏の伝統的な魅力を維持しながら、現代的な芸術形式の発展に努める。10歳から古箏を始め、以来、Spotlight Singapore(モスクワ)、WOMAD(シンガポール)、Bydgoszcz Musical Impressions(ポーランド)などで演奏を行う。シンガポールのシンガーソングライターのディック・リーや文化メダル受賞者のイスカンダル・イスマイル、国際的に活躍するデビッド・タオやガイ・マヌキアンの活動にも参加。音楽芸術家集団SAのメンバーとしてシンガポール国内とフランス、中国、タイ、アメリカなどで活動。古箏とエレクトロニクスを織り交ぜた独自の音響体験を目指して実験を続けている。
- クリスナ・ウィディアタマ(ジョグジャカルタ)
- 1983年デンパサール生まれ、ジョグジャカルタ在住。インドネシア芸術インスティテュートで版画を学び、様々なメディアを使った作品により世界各地の個展やグループ展に参加。現在はジョグジャの若手アーティスト集団ACE HOUSE COLLECTIVEやノイズ/実験音楽家集団JOGJA NOISE BOMBINGで活動し、NEXT TRASHJOGJA NOISE FESTなどの実験/ノイズ音楽イベントなども開催する。過去にBLACK RIBBON、LIWOTH、FECES ANATOMY、SULFURなど多くのバンドやプロジェクトを始動させ、2004年以降はSODADOSAという名義でソロ活動を展開。リリースタイトル数は50作を超え、ドローン、ダークアンビエント、ハーシュノイズを軸にした独自の音楽性をもとに他ジャンルのアーティストとのコラボレーションも精力的に続けている。まさにインドネシア・ノイズの中心的人物である。
- ソンX(ハノイ)
- ミクストメディア作曲家及びベトナム伝統打楽器演奏家。ハノイ演劇学校で伝統的な打楽器の演奏を学ぶ。1989年から1994年までベトナム国立チェオ歌劇団、現在はCompany Ea Sola、ハノイ・チェオ歌劇団の団員を務める。1995年から現在まで、世界各地のフェスティバルや劇場でパフォーマンスをおこなっており、2015年にはルオン・フエ・チンとともにノルウェーのPunkt festival、タイ・バンコクのサイアム ・ミュージアムでキム・ゴク・トランとともにSONIC CULTURE OF VIETNAMに参加している。
- ヨン・ヤンセン(クアラルンプール)
- 即興サキソフォン奏者及びオーガナイザー。アメリカのUtech RecordsやイタリアのDream Sheepからアルバムをリリースしているノイズバンド・クラングミューテショネン(Klangmutationen)のメンバーであり、自身のソロ・デビューLPはフランスのDoubtful Soundからリリースしている。ダレン・ムーアとブライアン・オライリーとの即興トリオ、ゲーム・オブ・ペイシェンスは、日本、シンガポール、スリランカ、タイをツアーしている。2015年にデビューアルバム『Trial and Error』をマレーシアのHerbal International labelから、そしてLP『The Bad Sleep Well』を自主製作している。 マレーシア唯一の実験映像/音楽祭Kuala Lumpur Experimental Film, Video & Music Festival(KLEX)とともに即興演奏に焦点を当てる月次のシリーズ「Serious Play Improv Lab」(SPIL)のキュレーターでもある。
- 石原雄治 2月7日(日) Spiral
- 1986年生まれ大阪出身。ドラマー。打楽器演奏家。即興音楽家。
2006年より大阪で即興演奏やセッション等に全く無知の状態で自由に音を出す行為に憧れ、不定形即興集団feat.ツタンtheカーメンズを主催し関西で演奏活動をはじめる。 近年では主にドラムセットを使い、「擦る」「叩く」「弾く」「転がす」を主体とした演奏方法を用いて、さまざまなバンドやミュージッシャンとの共演を果たす傍ら、自身のソロアルバムや参加ユニットで作品を発表している。 - 梅田哲也 2月11日 (木) 元・立誠小学校
- 日用品や廃材といった身近なものや自然現象などを素材とした体験型のインスタレーションやパフォーマンス作品を発表。国内外の美術館における展覧会のほか、都市空間や自然のなかでのサイトスペシフィックな作品を手掛ける。また、INSTAL(グラスゴー)、Unlimited(ヴェルズ)、Sonic Protest(パリ)をはじめとした数々の音楽フェスティバルや、Festival Bo:m(ソウル)、Theater Spektakel(チューリヒ)、Noorderzon(フローニンゲン)などパフォーミング・アーツのフェスティバルやプロジェクトでも作品を発表し、ソロのパフォーマンスだけでなく、非パフォーマンス人員を巻き込んだコラボレーション作品も多い。2008年の個展『門』や2011年からの Breaker Projectとの共同作業などで、建築構造から観客の行動まで、とりまく状況全般を素材とした体験型のプロジェクトを展開。近年の主な展覧会は『Double Vision: Contemporary Art from Japan』モスクワ市近代美術館 / ハイファ美術館、『ソンエリュミエール、そして叡智』金沢21世紀美術館、『Simple Interactions. Sound Art from Japan』ロスキレ現代美術館など。近年の個展は「ホテルニュー恐山」Ota Fine Arts(シンガポール・2013年)、「O才」Breaker Project(大阪・2014年)、「SCIENCE DE LA SUPERSTITION」Instants Chavires(モントルイユ・2015年)。
- 大城真 2月7日(日) Spiral
- 音を出すために自作した道具、または手を加えた既製品を使ってライブパフォーマンスを行う。それと平行して音や光、振動や周期の干渉を利用したインスタレーション作品を発表している。近年は川口貴大、矢代諭史とのユニット"夏の大△"としても活動している。
主なイベント、展覧会に「夏の大△」(2010、大阪 梅香堂)、「Mono-beat cinema」(2010、東京 ICC)、「Cycles」(2013、東京 20202)、Festival Bo:m(2014、ソウル Seoul Art Space Mullae)、「Strings」(2014、東京 space dike)、Multipletap World Tour(2015、欧州・中国・メキシコ)、「パレ・ド・キョート/現実のたてる音」(2015、京都Artzone)等。
リリース等に『Unellion/Variation』(LP・円盤)、『夏の大△』(DVD・DECOY)、『Phenomenal World』(CD・hitorri)、『Airs』(CD・845 Audio)等。 - 川口貴大 2月5日(金) SuperDeluxe
- 主に音のなるオブジェクトやさまざまな光や風、身の回りにあるモノを自在に組み合わせることで、空間全体をコンポーズしてゆくようなライブ・パフォーマンスやインスタレーションの展示、音源の発表をおこなう。近年の作品に 「Amorphous Spores」 (Takahiro Kawaguchi/Utah Kawasaki, CD, Erstwhile Records)、「Takahiro Kawaguchi」 (Takahiro Kawaguchi, CD, senufo editons)、「ネットの感じ」(インスタレーション、Vacant Room展@SOBO) などがある。
ソロでの演奏活動の他、大城真、矢代諭史とのユニット「夏の大△」でも活動中。近年では、演奏活動の他にも、コラムの執筆、Tシャツなどのデザイン、楽曲提供なども行っている。 - カジワラトシオ 2月11日 (木) 元・立誠小学校
- 90年代初頭のNYで磁気テープやSPレコードを使った独自の即興パフォーマンスを始める。以後クリスチャン・マークレイと世界各地をツアーするなど、主に即興演奏家、舞台音楽家として活動を続け、パフォーマンス・アートと実験音楽のイベント・シリーズ「PHONOMENA」をジョン・ゾーンが監督したスペース「TONIC」で5年間に渡り企画運営するなどした。またNYの老舗中古レコード店「A-1 Record Shop」に13年間に渡って勤務した経験をもち、現在も忘れられた音楽の発掘と再評価に貢献している。帰国後は主に音楽と舞台芸術の分野で活動しており、「私たちは眠らない」「リゾーム的なM」などの演出作品を国内外で多数発表した。2015年に舞台芸術家集団「ANTIBODIES COLLECTIVE」を立ち上げ、より深く国内の地域活性化支援や芸術教育の分野に貢献する活動の体勢をとっている。
- DODDODO(ドッドド) 2月8日(月) Art village center
- 童謡、ヒップホップ、アバンギャルドミュージック、民族音楽、ブレイクビーツ、エレクトロニカ、鉄の音、皮の音、生活の音。さまざまな音の断片をサンプラーで繋ぎ合わせ独自の曲世界を展開し、国内外を問わず様々なジャンルやシーンを飛び越えライブ演奏を展開中。国内外にて3枚のアルバムをリリース。スプリットやコンピレーションアルバムなどにも数多く参加。
また、映画への楽曲提供、ゆるキャラのテーマソング制作、リミックス、サンプラーワークショップなどの活動や、近年では森雄大(neco眠る)、石井モタコ(オシリペンペンズ)と共に自身らのレーベル「こんがりおんがく」を立ち上げ、音源のリリースや雑誌TV.brosでのリレー連載など、精力的に活動中。 - 七尾旅人 2月7日(日) Spiral
- 1979年生まれのシンガーソングライター。98年のデビュー以来、驚異の3枚組アルバム『911fantasia』や『Rollin' Rollin'』『billion voices』で旋風を巻き起こし、2012年、最新アルバム『リトルメロディ』をリリース。唯一無二のライブパフォーマンスは必見。自身のライフワークと位置づけ全国各地で開催してきた弾き語り独演会「歌の事故」、全共演者と立て続けに即興対決を行う「百人組手」の二つの自主企画を軸に、各地のフェス、イベント、Ustでも伝説的ステージを生み出し続けている。2013年からは声だけで新しい音楽を追求するバンド「VOICE!VOICE!VOICE!VOICE!VOICE!VOICE!VOICE!」も始動 しさらに目が離せない。(現在、超絶ヒューマンビートボクサー櫻井響とオルタナティブ聖歌隊カントゥスと小鳥2羽を擁する。)自力音源配信ウェブサービスDIY STARSを使って2011年3月17日より「DIY HEARTS 東北関東大震災義援金募集プロジェクト」を継続中。
- Haco 2月8日(月) Art village center
- ヴォーカリスト、作曲家、エレクトロニクス奏者、サウンドアーティスト。80年代に音響芸術を学び、After Dinnerを結成すると共に作品が国際的に評価される。近年、声と有機的なエレクトロニクス手法を用いた独自のパフォーマンスを展開。透明感のある歌声と音響技術が融合した実験的ポップ感覚をつめこんだ楽曲によって、世界中にファンをもつ。これまでにソロやHoahio等のCD発売多数。2005年には作品「Stereo Bugscope 00」がオーストリアのアルス・エレクトロニカで入賞。海外の革新的な音楽/アートフェスティバルからの招聘をうけ毎年のように公演ツアーを行っている。2015年3月には、通算6枚目にあたるセルフプロデュースの歌ものソロアルバム「Secret Garden」が国内Nuovo Immigratoよりリリースされる。11公演に及ぶヨーロッパ・ツアーも大好評を博した。
- 東野祥子 2月11日 (木) 元・立誠小学校
- 振付家/ダンサー。2000-2014年まで「Dance Company BABY-Q」を主宰。数々の舞台芸術作品を発表し、日本各地や多数の海外の劇場やフェスティバルに招聘されている。ソロ活動としても数多くのミュージシャンと即興セッションを展開する。トヨタコレオグラフィーアワード、横浜ソロ×デュオ
+など受賞歴多数。独自のダンスワークショップや学校教育なども好評を得る。地域創造ー公共ホール現代ダンス活性化事業登録アーティスト。2015年より京都に活動拠点を移し、カンパニー名義を「ANTIBODIES Collective」として、多ジャンルのアーティストとともに作品制作やパフォーマンスアクションを実践している。 - 枡本航太 2月8日(月) Art village center
- 移住と旅を繰り返す音楽家。
ざらつきながらも染み入る声、日本語詩、ギター、ピアノと柔軟に変化する演奏と唄はときにチャントとも童謡の様だとも称される。
クロスオーバーミュージックのプロデュース名義「BLOWBOHEMIA」としては未来的でありながらも懐かしい「モダンフォークロア」を指標する暖かなダンスミュージックを生み出している。
放浪中、パリでのフェスティバル出演以降、ヨーロッパでも演奏を開始し、一時期は東ベルリンのトルコ人街を拠点に活動を続ける。
個性を誇示し合うより、お互いの似ている点を発見する楽しさを噛みしめるように、韓国、台湾中を巡る東アジアツアーを自主運営により毎年続けている。 - 水内義人 2月11日 (木) 元・立誠小学校
- 北海道生まれ。展示、パフォーマンスを中心に国内外で活動している。他に、高橋さんのみ参加できる「高橋さんの会」、地球を丸ごとコピーする「スキャン・アース」、自身の声のみを使った1人コントユニット「DJ方」、バンド「巨人ゆえにデカイ」、「おなら選手権大会」等も継続的に行っている。2010年、Asian Cultural Council の助成により、NYで半年間滞在制作を行う。自主レーベル「Mrs.triangle(ミセストライアングル)」運営、同名で自身の作業場にて立呑み屋を営業中。2015年にENSEMBLES ASIA / Asian Sounds Researchの企画展「OPEN GATE ~ 動き続ける展覧会 」(マレーシア)に参加した。
- 村里杏 2月11日 (木) 元・立誠小学校、2月12日(金) METRO
- 1994年生まれ福岡県大牟田市出身21歳。
2009年、ノイズユニット「電子卓上音楽団」に参加、以後「電車たくあん」名義で活動。2010年、ジャンクポストパンクバンド「白痴」にドラマーとして正式加入。
2011年、音楽とパフォーマンスで自己の持つ世界観を表現し「TOKOTOKOTONNTOKO'S」を結成。2013年、フランスはマルセイユにて「L'Expérience japonaise」に参加 ポールダンサーメガネと芸術家片山真理との即興パフォーマンスを行う。
2014年、MPC500によるサンプリングとキーボードを使ったソロ活動を開始、エッセイスト能町みね子が雑誌「装苑」にソロ活動を紹介する。2015年2ピースバンド「乾いて候」を結成。全ての活動が現在進行形にて現在に至る。 - 毛利桂 2月12日(金) METRO
- ポータブルプレーヤーやエフェクト等により独自のターンテーブル奏法を模索/追究し続けるエクスペリメンタル・女性ターンテーブリスト。
2008年北欧ツアー、2009年 ericM、Martin Tetreault、Ignaz Schickらのターンテーブリスト達とのヨーロッパツアー、2014年2月にロンドン、2015年3月にメキシコで「multipletap」に参加。2015年10月フランス Instants Chaviresで演奏後、スイスのフェス「LUFF」に参加。
1998~2009年は、実験ターンテーブルユニットBusratchとして活動し、2001年シカゴ現代美術館でクリスチャン・マークレイらと共演するなど国内外の美術館やフェスに参加。 - 森本アリ 2月8日(月) Art village center
- 音楽家、極めて雑多に音楽を続けた結果、ゲームボーイ、口琴等はそこそこの評判。奇妙な楽器好き、楽器でないものを楽器にするのも好き。「三田村管打団?」、「ぺ・ド・グ」、「カメアリ・エレクトリック」、「口八丁」などのバンド、ユニットを率いる他、ソロ活動やワークショップ等も行う。神戸・塩屋の築100年の洋館「旧グッゲンハイム邸」管理/運営。2015年4月、淡路・洲本「たぬきのまち音楽祭」にてディレクターを務めた。
- 吉田ヤスシ 2月12日(金) METRO
- 大阪アンダーグラウンド・シーンの特異点とされる「bonanzas」のボーカリスト&パフォーマー。呪術的・原始的・土着的なシャウト&スクリーミングが特徴。90年代から現在まで様々な活動を行っており、「bonanzas」結成前には「SPASMOM」、「SUSPIRIA」、「NASCA CAR」、「BISCO」等のバンドでボーカル&リーダーを担当。その他数々のアーティストとのコラボレーションも精力的に行ってきた。
ソロでは、マイクロフォン・壊れたCDJ・カセットテープウォークマン・エフェクターを駆使してランダムに湾曲させ骨折したかのようなビートや歪んだループ音響をバックにボイス・パフォーマンスが完全支配するサウンドが特徴。只今、ヤスシsoloセカンド作、別プロジェクト「DANTEFONE」のアルバム、「bonanzas」のセカンドアルバムなど鋭意製作中。 - 和田晋侍 2月12日(金) METRO
- 大阪を拠点にアブストラクトバンド「巨人ゆえにデカイ」、ノイズロックバンド「DMBQ」のドラマーとして国内外で活動。平行してソロ、プロデュース等複数のプロジェクトを複数のバンドと同軸に活動。近年は2001年から続く自身のロックプロジェクトワダロッカーズで2013年宮本杜朗監督映画『太秦ヤコペッティ』の音楽を制作、音楽作品用に編集した音源「ワダロッカーズ10の演奏する太秦ヤコペッティ」を発表、同映画の主演も務める。2014年ドラムとアンプを使った新旧ソロ音源を「PANACUT8/PANA8」として日野浩志郎(goat/bonanzas)のレーベルbirdFriendからリリース、立体作品「ドルムボル」展示など。2015年詩人辺口芳典、美術家水内義人のプロジェクトDGAで日米カナダ11公演に参加。1981年大阪府出身、音楽家/ドラマー。